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建築学部・建築学研究科ニュース

トルコ・アンタキヤ旧市街の復興都市デザインの提案を作成中!

 2023年2月6日(月)にトルコ南東部を震源とする地震が発生し、甚大な被害が発生しました。古代セレウコス朝シリアの首都アンティオキアであった歴史都市アンタキヤも、文化遺産である多くのモスクや教会が崩壊し、歴史ある旧市街の町並みは壊滅状態となりました。
 武庫川女子大学建築学部・大学院建築学研究科は、文化庁から令和6年度文化遺産保護国際貢献事業(文化遺産国際協力拠点交流事業)「トルコ共和国における歴史的市街地の復興に関する拠点交流事業」を受託しています。当該事業の一環として、9月3日(火)~15日(日)の期間、トルコ・バフチェシヒル大学のトルコ人専門家2名を武庫川女子大学に招聘し、武庫川女子大学建築・都市デザインスタジオ(一級建築士事務所)にて、アンタキヤ旧市街の復興都市デザインの提案を共同で作成しています。
 またトルコ人専門家は期間中に京都大学防災研究所、兵庫耐震工学研究センター(E-ディフェンス)、免震研究推進機構(E-Isolation)を訪問し、世界の最先端をいく日本の地震関連実験施設の視察も行っています。

アンタキヤ旧市街の様子(2024年5月撮影)

招聘したトルコ人専門家2名(右側)

アンタキヤ住宅模型について構造担当教員と議論を行う

アンタキヤの組積造の模型を作成する

構造担当教員のレクチャーを受ける

アンタキヤ住宅模型について意匠担当教員と議論を行う

兵庫耐震工学研究センター(E-ディフェンス)視察

免震研究推進機構(E-Isolation)視察


【関連事業リンク①】文化庁 令和5年度緊急的文化遺産保護国際貢献事業(専門家交流)「トルコ共和国における歴史的市街地の復興に関する国際貢献事業」


【関連事業リンク②】Survey Report on the Areas Affected by the Earthquake with Epicenter in Southeastern Turkey, 2023